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ISHIUCHI LAB.

山梨大学 生命環境学部 生命工学科

細胞ポテンシャル研究室

(石内研究室)

私たちの研究室は2022年にスタートした研究室です。

「サイエンスを楽しむ」をモットーに日々研究に励んでいます。

博士課程希望の学生、ポスドクを募集しています。見学なども受け付けますのでご連絡ください。

Laboratory for cell potency (Ishiuchi Laboratory)
Faculty of Life and Environmental Sciences, University of Yamanashi 

Our lab started in 2022.
We are looking for doctoral students and post-doctoral fellows.

ホーム: ようこそ!

News

新4年生 3名が研究室メンバーに加わりました

2024年1月

全能性プログラム公開シンポジウム、分子生物学会で口頭発表やポスター発表を行いました

2023年12月

Life Sci Allianceに総説論文が公開されました:Molecular mechanisms underlying totipotency

2023年9月

博士課程学生が学内フェローシップに採択されました

2023年10月

Genes & Developmentに論文が掲載されました:Dynamic nucleosome remodeling mediated by YY1 underlies early mouse development

2023年7月

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研究内容​

 現代では不妊治療が身近なものとなっています。2019年には14人に1人が体外受精や顕微授精で生まれています。しかしながら、これとは逆行する形で卵子や受精卵についての基礎的な理解は不足しています。

 例えば、精子と卵子が受精した後に形成される受精卵では全能性が獲得されることで次世代の生命が保証されます。この過程に何らかの異常があれば、それは不妊や流産につながることは明白であるものの、全能性がいかにして獲得されるのかは明らかになっていません。

 私たちの研究は将来的に不妊治療法の開発や再生医療に役立つものと考えており、理由もわからず赤ちゃんを授かることができない女性の一助となることを目指しています

Today, infertility treatment is an increasingly common practice: in 2019, one in 14 babies was born through IVF or ICSI. Contrary to this, however, there is a lack of basic understanding of the germ cells and early embryos.
 For example, the zygote formed after the fertilization of a sperm and an egg guarantees the life of the next generation by acquiring totipotency. While it is clear that any abnormality in this process can lead to infertility or miscarriage, it is not clear how totipotency is acquired. 

 We believe that our research will be useful for the development of fertility treatments and regenerative medicine in the future, and we hope to help women who are unable to have a baby for unknown reasons.

ホーム: 概要
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研究テーマ

研究材料

私たちの研究室では、in vivoの材料(マウス卵子や受精卵)とin vitroの材料(培養細胞、ES細胞)を使い、両方のアドバンテージを組み合わせて研究をすすめます。

実験技術

学部生:まずは分子/細胞/発生生物学の基礎的な実験技術を習得します。

大学院生、ポスドク:独自の技術の開発や最新技術の応用に挑戦し、研究者としての幅を広げていきます。次世代シーケンサーを使った大規模データ産生・解析を行うのも私たちの研究室の特徴です。また、同大学の若山教授らのクローン・胚操作技術と連携することで世界をリードする研究を行います。

① 卵子の質はいかにして保証されるのか?

母親のもつ情報は卵子を介して次世代に伝わります。興味深いことに、卵子のエピゲノム(ヒストンやDNAの修飾)は他の細胞とは大きく異なる特徴を示し、その情報は次世代の誕生に大きく影響します。そこで、マウス卵子だけでなくES細胞から卵子を作製する技術も組み合わせながら卵子のエピゲノム修飾の分子機構を明らかにします。そして母親の加齢や体内環境による影響も追求します。


②受精卵の特殊性を明らかにする

受精卵や着床前胚はあらゆる細胞の源となり得る全能性を有します。つまり受精卵は、多能性幹細胞(ES細胞)の有する多能性よりもより広い可塑性を持ちます。全能性の分子基盤の解明は基礎研究における重要課題であるだけでなく、医療への貢献が大きく期待できます。そこで私たちは少量しか得られない受精卵サンプルでも解析が可能な技術を開発して、ゲノム・エピゲノム・遺伝子発現の観点から受精卵の特殊性を明らかにします。特に、全能性の必要十分条件の同定を一つのゴールとして考えています。


③CRISPR技術を卵子・受精卵・ES細胞に応用する

CRISPR-Cas9の技術を用いて、(1) in vivoでの遺伝子ノックアウト、(2) in vitroでの遺伝子ノックアウトスクリーニングにとどまらず、(3) 受精卵での染色体操作(染色体除去・可視化・移入)といった新たな挑戦を行っています。

④宇宙実験への展開

2024年からわれわれの研究室は若山照彦研究室と共同で宇宙実験(国際宇宙ステーションでの実験)に取り組みます。宇宙で正常な受精や胚発生が可能なのかを明らかにしていきます。

Our research focus
1. How is oocyte quality assured?
2. How is totipotency controlled?
3. Application of CRISPR technology to eggs and zygotes.
4. Experiments in space (fertilization, embryogenesis, etc)

ホーム: 概要
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研究業績

ホーム: リスト

論文リスト作成中(以下のリンクを参照ください)

メンバー

Member

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石内 崇士

(独立)准教授

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スタッフ、大学院生

D3 x 1, D2 x 1, M2 x 3, M1 x 3

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学部生

3名

ホーム: チーム

お問い合わせ

〒400-8510 山梨県甲府市武田4-4-37
山梨大学 生命環境学部 生命工学科

4-chōme-4-37 Takeda, Kofu, Yamanashi 400-8510, Japan

Email: tishiuchi[a]yamanashi.ac.jp

TEL: 055-220-8539

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